今回の旅で一番印象にに残ったのがコレです
小豆島です
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岬の分教場がある半島が見えます
美しの原展望台も見えます
この日?kokoさんやTY-silkさん達が走っていた様です
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頂上にある美しが原展望台の頂上です
高校2年の私です
十年を一昔というならばこれはもうかれこれ四昔も前の話である
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小豆島は壺井栄の「二十四の瞳」を読んでぜひ行ってみたいと思っていた所でした

当時観光旅行化していた修学旅行に疑問を抱き、体の具合が悪いという理由で修学旅行をキャンセルし 返して貰ったその費用で出かけた旅でした

夏休み直前に遅刻してしまい 取り上げられた生徒手帳に書き込まれたユースホステルの宿泊予定を担任に見られてしまいましたが 先生は「気を付けて行って来い」と言ってくれました

私の考えに同調して8人もの級友が修学旅行をキャンセルし それぞれの青春の旅に出かけたようです
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初日は半日かけて劇坂を頂上まで登りYH泊まり
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翌日はあっという間に土庄まで下り 宿に荷物を預けてから小豆島一周に出かけました

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寒霞渓のロープウェイを下から往復し 岬の分教場の手前で判断を迫られました
分教場へ行くと時間的に一周はムリかもしれない

そこで分教場は諦めて橘峠を越えて一周を目指したのでした

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福田港のあたりで陽は傾き大阪城の石切り場跡のあたりでとうとう陽は落ちてしまったのでした

うかつな事に軽くする為にバッテリーランプを外して宿に置いて来てしまっていたのでした

どこまでも続くダートの道を42Bを駆って飛ばしていると
突然路面の小石が一斉に動いたのに驚いて急ブレーキ!大スピンをしてしまいました
よく見ると路面には無数の蟹の群れが・・
二十四の瞳の中に「月夜の蟹 闇夜の蟹」という一説があったのを思い出しました

気を取り直して先を急ぐと今度ははるか前方に2つの白い影が・・幽霊幽霊
どう考えても集落のあるような場所ではないのですがショック
立ち止まるわけにも行かず 引き返すわけにも行かず 思い切って脇を走り抜けましたが鳥肌が立ち 振り向く事などできずにひたすらすっ飛ばしたのでした

やっとたどり着いた土庄の宿で遅い夕食をとり
部屋に戻って外を見ると遠くに花火が上がりました花火

その日一日の出来事がまるで夢の中の事の様でした
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飛行機の窓から小豆島を見た時 あの日の思い出がフリーズドライの食品にお湯をかけた様に一瞬でよみがえったのでした