近所でモダンな家を造っている
建坪はそう大きくはないが真四角で床から天井までの高いガラス窓が南側に4面
あれじゃ冬寒いんじゃないのと余計な心配をしたら
一階に薪ストーブが設置され煙突が1,2階を貫いて屋根の上まで
おーいいねぇ♪
            dsc_0290
小学校中学校と石炭ストーブだった
冬になるとガラス窓の一枚のトタン板の日の丸穴に煙突が通された
初めて火を点ける日の嬉しかった事
それにしても昔の小学生はたいした技を持っていたなぁと思う
配られるのはマッチ2本新聞紙2,3枚 細い薪が10本くらい たったそれだけ
これで石炭に火を点けるのですからね

中学生になった頃にはもう相当のストーブ使いの腕前になっていた
石炭を上手く足してどんどんパワーアップしていって2時間目にはストーブの下っ腹が焼けて真っ赤っ赤
そして休み時間に焼けた石炭の上に一気に石炭を被せて炎を消してしまう 
下の吸気口も塞いでおく そうすると3時間目の授業中に被せた石炭が下の焼けた石炭に熱せられて黄色っぽいガスが発生しストーブ内に充満する 
上の扉のミツウロコみたいな穴から入った空気が丁度良い濃度になった時 一気にストーブが爆発!
重い鋳物の下のフタはズレ 上の扉も開き 最高に上手くいった時は煙突がストーブから外れて教室中に煙が充満したもんね
そこで私は机の横に干してあった濡れ雑巾を持って走って行って手早く外れた煙突をストーブに戻す
そうすると慌てていた先生が「おーありがとう」と言ってくれるのさ
みんなは拍手ね もちろんその手際の良さにでは無く このイタズラにね

今どきのキャンプやバーベキューで炭の火おこしに着火剤なんか使ってるのを見るとなんか笑っちゃうというか便利になるとどんどん人間退化してしまうなぁと思う

たまにはキャンプで火を燃やしたいなぁ
これはDNAの中に刷り込まれた原始時代からの記憶なのか